海外事例 16件
エルメス、ロレックス、ネットフリックス——世界のプレミアム戦略とバリューベースプライシングの最前線を、日本企業への示唆とともに読み解きます。
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スタバ、値上げしても客数が増えた訳
スターバックスが7月29日に発表した第3四半期決算で、北米の既存店は客単価3.5%増と客数4.5%増が同時に立ちました。値上げは客数を差し出して取るもの、という前提が崩れています。分かれ目は価格の巧拙ではありません。
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エルメス、なぜ工房を増やし続けるのか
エルメスの2026年上期は売上81億6300万ユーロ、為替一定で6.1%増。経常営業利益率41.0%。同じ期に25番目の革工房を開設し、600人超を採用しました。値上げが通る会社が、なぜ生産能力に投資し続けるのかを読み解きます。
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TSMC、5〜10%値上げでも顧客が離れない理由
TSMCの2026年4〜6月期は売上高が前年同期比36%増、純利益は77%増で、ともに四半期として過去最高。しかも7nm以下の全プロセスで5〜10%の値上げを顧客に通知しています。それでも発注が減らない構造を、置換価値の視点で読み解きます。
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Spotify、値上げしても会員が減らない構造
Spotifyが米国で月額を約1ドル引き上げても有料会員は2億9,300万人へ増加し、四半期営業利益は過去最高を更新しました。値上げが利益率を押し上げる「価格決定力」の教科書的な事例です。日本企業にも通じる構造を読み解きます。
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BYDに学ぶ、値引きが利益と価値を溶かす構造
世界最大のEVメーカーBYDの2026年1〜3月期純利益は前年比55%減。値引き率は過去最高の平均10%に達しました。優れた製品を持つ企業でも、値決めを競争に委ねた瞬間に利益が消える構造を読み解きます。
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デルタ航空、なぜ「プレミアム」が主役になれたのか
米デルタ航空でプレミアム席の収入がエコノミーを初めて逆転。100年目の主役交代の裏には、「移動」ではなく「機内で過ごす時間の質」に値段をつけ直した15年がかりの価値設計がありました。
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ポップマート、熱狂の後に問われる付加価値
「Labubu」で世界的ブームを起こしたポップマートの中国国内オンライン売上が5月に前年比5%減。熱狂が生む価格プレミアムと、構造が生む付加価値の違いを考える教材です。
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ロレックス、年2回目の値上げを設計する技術
1月の全面改定に続き、6月1日から金無垢モデルを約5%再値上げ。スチールは据え置き。金価格の高騰を素材別に転嫁する「外科手術のような値上げ」に、価格改定の設計思想を見ます。
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コストコ、低価格の約束に会費を払う顧客の構造
2026年度第3四半期、会員費収入は10.7%増の13.7億ドル、米加の更新率は92.2%。商品ではなく「いつでも最安級」という約束そのものに値段がつく、逆転の値決めを読み解きます。
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フェラーリ初のEV、64万ドルの値決めの根拠
フェラーリが初の完全EV「ルーチェ」を発表。価格は約64万ドル(約55万ユーロ)。電動化=価格競争という常識に対し、最上位の値決めで臨む姿勢の裏にある構造を読み解きます。
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ライアンエアー、運賃1割戻して最高益の値決め
2026年度の税引後利益は22.6億ユーロと過去最高、前年比約40%増。平均運賃50.60ユーロへ約10%の回復と、1人24ユーロの付帯収入。最安値企業の利益の源泉を分解します。
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コカ・コーラ、数量3%増で売上12%増を生む設計
2026年第1四半期は売上高12%増の125億ドル、営業利益19%増。数量3%増を大きく上回る増収の源泉は、価格帯の階段を設計する「プライス・パック・アーキテクチャ」です。
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ネスレ、値上げの次は数量で成長する理由
2026年第1四半期はオーガニック成長3.5%と市場予想を上回り、数量も1.2%増。大幅値上げを一巡させたネスレは「価格と数量の両輪」へ移行。値上げ後の経営の教科書です。
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ユナイテッド航空、プレミアム席が成長を担う構造
2026年第1四半期、プレミアム関連収入は前年比13.6%増。座席供給の伸びは4.4%にとどまり、単価が上昇。座席数ではなく「過ごし方」に値段をつける構造転換が進んでいます。
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ネットフリックス、2年で2度の値上げが通る理由
2026年3月の全プラン値上げ直後の決算は、売上高122.5億ドルで16%増。値上げが解約でなく増収につながる背景には、「払い方を選ばせる」価格設計があります。
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エルメス、逆風下でも米州17%増の価値戦略
2026年第1四半期、為替の逆風で報告ベースは微減ながら、恒常為替では6%成長。米州は17%増。エルメスが公式に語る「価値戦略」は、値引きに頼らない値決めの教科書です。